みなさんこんにちは!
今回も「クルマをカッコよく撮ろう!」と題して、愛車の写真を撮影する際に知っておくと役に立つ情報をお届けします。
3回目となる今回は、Owners’ Galleryに掲載済みの実例写真を使って定番レイアウトと定番アングルをご紹介いたします。
それではさっそくいってみましょう!
3分割法+斜め前
まずはレイアウト(構図)の定番中の定番である3分割法と、クルマのアングルとして鉄板の斜め前アングルの組み合わせです。
クルマの斜め前からの絵は、クルマのフロントマスク、フロントからリアへのボディライン、ホイール、全てをバランス良く、カッコよく見せられる鉄板アングルです。
このWRXの写真のように少しステアリングを切ってホイールを見せるのも定番中の定番ですね。
そしてこの斜め前アングルとの組み合わせでオススメな構図が、3分割法によるレイアウトです。
3分割法とは、画面を縦横それぞれ3等分するように罫線を引き、その線上または線の交点に被写体を置くレイアウトです。
クルマの撮影の場合は、4つある交点のうち1つを中心とした4マスの中にクルマを収めるようにすると、被写体であるクルマと余白部分とのバランスがとても綺麗になり、安定感のある写真になります。
ただし、厳密に4マスに収めようとする必要はありません。被写体と余白の比率が、おおまかに水平方向に2:1、垂直方向に2:1、(ときにはその逆)になるように意識する程度がオススメです。構図はあくまで目安、ということですね。
とはいえ3分割法は写真の基本中の基本とも言えるもので、困ったらとりあえず3分割法で撮ればそれなりに見えるようになる、くらいの万能ぷりです。
もちろんクルマの向きを変えてもバッチリ。
同じ3分割法+斜め前アングルでも撮影者の立ち位置とカメラの高さを変えるとこんな感じになります。
でも実際に撮る時にどうやって縦横3等分するの?と思われた方、ご安心ください!
実は身近なスマホのカメラも3分割法に対応しています。下記は少し古いiPhone8(Plus)の例ですが、実はカメラを起動すると初期状態で3分割法の線が出ています。
次にスマホのカメラを起動する際には、ぜひこの3分割法の線を意識してみてください!クルマだけでなく、あらゆる被写体に対して有効ですよ。スマホでよく使う縦構図でももちろん有効です。
3分割法+横顔アップ
横顔アップは、クルマのフロント周りの造形をディテール感たっぷりで写しつつ、ホイールもしっかりと見せられる定番アングルです。
そしてこの横顔アップアングルも3分割法レイアウトと相性◎です。
このWRXの写真も一目見て構図バランスが良く、またホイールに自然と目が惹かれますよね。それもそのはず、3分割法の線を重ねてみると、交点がホイールの中心にピッタリとあっています。
カメラの画面に映る3分割法の線を活用すればこのような計算された構図も意外と簡単に実現できます!
次の例は応用編です。クルマ(フェアレディZ)の横顔とホイールを見せつつ、背景の構造物(エッフェル塔)まで含めて3分割法でレイアウトしたものです。またカメラを傾けて斜めに切り取ることで画面に迫力が出ています。
とても雰囲気のあるカッコいい写真ですが、3分割法の線を重ねてみると・・・
右の縦線上にエッフェル塔が置かれ、クルマは左下の交点を中心とした4マスに収まっています。3分割法のお手本のようなレイアウトになっていることがわかりますね!
3分割法+側面アングル
側面アングルは名前通り、クルマの側面からクルマ全体のボディラインやホイールのイメージを伝える定番アングルです。
このWRXの例のように通り沿いのオシャレなお店の前なんかで撮ると、まさにクルマのカタログのような雰囲気になりますね。
側面アングルとの組み合わせでオススメなレイアウトも3分割法です。
3分割法をつかって、おおまかに画面の下3分の1の範囲にクルマを置くようにする(上の写真)、または、上3分の1だけ空けるようにする(下の写真)と画面全体の安定感が出ます。
まとめ
今回は、定番レイアウト&アングル編①と題して、主に3分割法レイアウトと各種定番アングルの組み合わせをご紹介いたしました。
3分割法は、Apple(iPhone)やGoogle(Android)がスマホの標準カメラアプリに必ず搭載しているほどスタンダードなものですが、とても便利で奥が深いものでもあります。
ぜひ、余白を活かして被写体を引き立てる、という考えとともにカメラの画面に表示される3分割法の線を意識して愛車の撮影に臨んでみてください。
次回は、引き続き定番レイアウト&アングル編②をお届け致します。乞うご期待!
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