みなさんこんにちは!
前回につづいて、「クルマをカッコよく撮ろう!」と題して、愛車の写真を撮影する際に知っておくと役に立つ情報をお届けします。
今回は構図決め編②ということで、構図を決める際に意識しておきたい4つの基本のうち残り2つをご紹介いたします。
それではさっそくいってみましょう!
クルマと光源の位置関係
☑ 基本的に逆光は避ける
光源と言っていますが、ここでは太陽と読み替えて頂いて問題ありません。
※ストロボ等の照明器具を使用した撮り方もありますが、ここはあくまで基本編なので触れません。
逆光とは、撮影者から見て被写体(クルマ)の真後ろ側に太陽がある状態です。
逆光を活かしたカッコいい画にする撮り方もありますが、難易度が少し高い為ある程度撮影に慣れてからの挑戦をオススメします。
また、露出設定を細かく調整できるカメラでない場合も、逆光は避けた方が無難です。
☑ 順光の場合も注意
順光とは、被写体(クルマ)の正面側に太陽がある状態です。言い換えると、撮影者の背後方向から被写体に向かって光があたっている状態です。
順光の場合は、被写体正面にまんべんなく光が当たる為、明らかな失敗写真にはなりにくくなる一方、立体感が乏しくなりがちです。
また、順光では撮影者自身の立ち位置に注意が必要です。撮影者の影が画角に入ってしまうとせっかくの写真が台無しに。前回の「クルマとカメラの距離」と同じく、ここでも少し離れた位置から撮影することがポイントです。
☑ バランスが良いのは斜光
順光も逆光も一筋縄でないなら、何が良いのか?その答えは「斜光」です。
斜光とは、被写体から見て斜め前方向に太陽がある状態です。
斜光では、順光ほど全体が平坦で明るすぎるということもなく、ほどよく立体感や質感が強調されるため、基本は斜光となるように配置することがオススメです。
☑ 実は太陽が出ていないときのほうが撮りやすい
意外に思われるかもしれませんが、実際のところ順光も逆光も上記のとおり一癖、二癖あります。
そのため日中は斜光が一番安定していますが、実は一番のオススメは太陽が出ていないときに撮ることです。
日の出直前、日没直後、そして太陽が出ていない曇り空の日中は、クルマにあたる光がソフトになり、雰囲気のいい写真を取りやすいのです。
今まで日中しか撮っていなかっったという方は、ぜひ夕方や明け方にトライしてみてください。特に明け方は人や車が少なくロケーション選びもしやすいためオススメです。
クルマの角度
☑ クルマがカッコよく見える角度を探す
クルマがカッコよく見える角度は、ボディやフロントフェイスの形状にも左右されるため、極端に言えばクルマごとに違います。
愛車の撮影時は、まずは定番のレイアウトとアングルを倣いつつ、クルマや背景、その日の天候といったシチュエーションに合わせて、少しずつ角度を変えてみましょう。
そして躊躇せずたくさんシャッターを切ることが、カッコいい1枚を撮る近道です。
幸いフィルムカメラの時代と違って、今はスマホでもデジカメでも記録容量とバッテリー残量の許す限り、何度でもシャッターを切ることができますので、とにかく躊躇せずに納得の角度を見つけるまで撮ってはプレビューを確認しての繰り返しをトライしてみるのがオススメです。
まとめ
以上、前回今回とお伝えしたとおり、クルマの配置、クルマとカメラの距離、光源の位置関係、クルマの角度といった基本要素を意識して構図を決めるのがクルマをカッコよく撮るためのコツです。
重要なのは、ここまでの内容は基本的にカメラの性能に依存しないということです。
つまりスマートフォンのカメラでもこれらを意識して撮影することで格段にカッコいい写真を撮ることができます。
逆に一眼レフ等の高級カメラを使用してもこれらのポイントをおさえていないとパッとしない写真になってしまいます。
とくに多いのは、クルマに近づきすぎてクルマの像が歪んでしまうパターンです。写真は「足」で撮るもの、とも言われるくらい、被写体との距離のとり方は重要です。
また、カッコいい写真を撮るには、カッコいい写真を見ることがとても重要です。SNSで他の人が撮ったカッコいい写真をたくさん見て、構図やシチュエーションをどんどん参考にしましょう!
その際に、今回ご紹介した基本を意識しておくと、なぜその写真がかっこよく見えるのかという「理屈」を噛み砕いて理解できるようになり、自分の写真へのフィードバックがしやすくなること間違いなしです!
次回は、実例写真多めで定番のレイアウトとアングルをご紹介いたします。乞うご期待!
<追記>
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