みなさんこんにちは!
突然ですが、今回から数回にわけて、「クルマをカッコよく撮ろう!」と題して、愛車の写真を撮影する際に知っておくと役に立つ情報をお届けしようと思います。
カッコいい写真を撮るには結局高い一眼レフカメラが必要なんでしょ? と思われる方もいらやっしゃるかもしれません。が、答えはノーです!
確かに一眼レフカメラを使うことで表現の幅が広がることは事実です。しかし、今回ご紹介するのはあくまで「基本」。
スマートフォンのカメラでもこれらを実践すれば、格段にカッコいい写真が撮ることができる、というものなのです!
逆に、たとえ一眼レフカメラを使用しても、この「基本」を疎かにするとクルマのカッコいい写真は撮れません。それくらい重要な「基本」です。
それではさっそくいってみましょう!
4つの基本
写真のクオリティを決める要素は様々ありますが、その中でも「構図」=レイアウトはとても大事です。
構図とは、すなわち画面=写真の中で、クルマはどんな向きで、画面内のどの位置にあり、画面全体のどの程度を占有するのか、を考えることです。
そして、構図の良し悪しは機材の良し悪しとは直接関係がありません。つまりどんな機材で撮る場合にも構図の基本を理解しておくことが最も重要なのです。
その構図を決める上で重要な要素というものがあります。ここではクルマを撮ることがテーマですので、以下の4つの基本要素に着目します。
・クルマの配置
・クルマとカメラの距離
・クルマと光源の位置関係
・クルマの角度
今回は、これらのうち「クルマの配置」と「クルマとカメラの距離」について、それぞれのポイントを解説いたします。
クルマの配置
☑ 余分なものを画角に入れない
良い写真のポイントは、主役がはっきりしていること。
基本的に被写体のクルマ以外の余分なモノは極力画角に入らないようにクルマを配置し、クルマが主役であることを明確にします。
☑ ボディに変なものが映り込んでいない
クルマ好きのみなさんはこまめに洗車されていることと思います。とりわけ今日は写真を撮ろう、というときにはきっちりと洗車してピカピカにしたくなりますよね?
洗車したてのクルマのボディはとても綺麗です。しかし、その分周囲のものが映り込みやすくなっています。
よくやってしまいがちなのは、撮影者を含む人物、他のクルマ、標識や看板等の映り込みです。特に撮影者自身の映り込みには注意が必要です。
不要な映り込みに注意してクルマを配置しましょう。
もちろん、桜並木の下にクルマを置いてボンネットに桜を映す、あるいは、パーキングの白線をボディサイドに映してボディの磨きぐあいを強調する、といった明確な意図がある場合は別です。
クルマとカメラの距離
☑ クルマに近づきすぎない
定番の斜め前7:3構図でクルマ全体を映しているのに、なんかパッとしない写真になってしまう…。そういうときはクルマに近づきすぎている場合が多いです。
クルマに近づきすぎると、構図のバランスが悪くなります。
さらに、近づきすぎるとクルマの像が歪んでしまうため、カッコ悪く見えてしまうのです。
特に、スマホのカメラのレンズは広角寄りのものが多く、遠近感が強調されやすく像が歪みやすいため、近づきすぎには注意が必要です。
クルマの一部だけを意図的に切り取って映す場合は別として、クルマ全体を映す場合はクルマから距離をとって撮ることが重要です。
少し大げさなくらいクルマから離れたうえで、可能な場合は光学ズーム(望遠レンズ)を使って撮ることをオススメします。
最近のスマホは、従来の広角寄りのレンズの他に、ポートレートモード用に望遠寄りのレンズを搭載している機種が増えてきました。
このような機種をお持ちの場合は、ぜひ望遠側のレンズ(ズーム)での撮影を試してみてください。
まとめ
今回は、構図決め編①と題して、「クルマの配置」と「クルマとカメラの距離」について解説させていただきました。
クルマが主役であることがはっきりするように余分なものが映らないように配置し、クルマからしっかりと離れて撮る。まずはこれをお試しください
次回は、構図決め編②として、「クルマと光源の位置関係」と 「クルマの角度」のポイントをお伝え致します。乞うご期待!